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週刊文春に近藤誠さんと大場大さんの「ガン放置療法は正しいのか?」という記事が載りましたので紹介します。
近藤誠さんは無用な手術を受けて石に殺されるな。という過激な内容の本を出して注目されております。自らも医師です。
その近藤氏に週刊新潮誌上で真っ向から異を唱えるのが、東京オンコロジークリニックの大場大医師。
大場氏は近藤氏の「がんもどき論」(本物のがんは発見時に既に転移しているから治療は無駄。がんもどきは転移しないから放置して良いという理論)はおかしいという。
がんもどき論では早期に発見しても、本物の癌だと治らないから放置する。それに反対だという。
それに関しては近藤氏は早期の胃癌を発見した時、治療に意味があると証明するには生存期間が延びるなどという明確なエビデンス(医学的根拠)が必要だと言う。
確かに大場さんは手術した場合としない場合の比較したデータは無いと言う。
近藤さんは早期癌を放置すれば転移が全身に転移するという根拠を示せと言う。
が、大場さんは癌患者を放置することなんてしないから、そんな比較データは無いという。
こんなデーターを取ろうと思ったら、自分は手術したら助かると思って居る患者を見殺しにして、全身に癌が転移してしまう患者を出さないといけなくなりますから。
近藤さんは胃癌を放置して、転移しないという論理は渡欧警笛に見られるという。
国内と胃癌発見数と胃癌による死亡数のデーターを比較したデータを使うのだという。
1970年代と 2013年を比べると胃癌発見数は7万人から13万人以上と2倍近く増えている。
これは内視鏡などによって、発見数が増えたことが原因だという。
人口が増えたって理由は無いのかなぁと思ったりするが。
で、死亡数は5万人前後と横ばいだという。
発見数は倍なのに死亡数が横ばいなら、癌は放置しても転移しないのだという。
へ理屈だと思うけどな。死因が癌とされてないけど、癌で死んでることもあるだろうし。
大場さんはその近藤さんのデータの読み方に反対する。
大場さん1970年代と2013年代では人口の年齢構成がかなり違う。
1970年代は第二次ベビーブームで若年層が多い。
2013年は高齢化社会。 癌は加齢と共にリスクが高くなるから、今の胃癌患者は昔より多いはずだという。
その上で死亡数が変わらないなら、それは治療の利益だという。
早期発見に意味が無い例ととして近藤さんは最近お亡くなりになった今井雅之さんを挙げている。
5cm程度の大腸癌でも、肝臓に転移したとすると、大腸に5ミリのガンがあったなら、肝臓に1ミリの癌があったはずだという。これを早期に発見するのは無理だという。
大場さんはそんな理屈は理解できないという。
1ミリの時に転移が潜在し居ているという近藤さんの仮説は医学界では通用しないとばっさり行く。
というか、これが認められないなら、近藤さんの理論なんて全くの嘘だと言うことになるのだが。
近藤さんは自分のことは棚に上げて、大場さんの主張にはエビデンスやデータが欠けているという。
大場さんは癌の転移には時間が必要で、深く大きくなってから転移するという現在の医学界の常識を言っているのですが、近藤さんはそれを証明しろという。
近藤さんは欧米では過剰診断が問題になっていて、甲状腺や乳がんの発見数が数倍から、10倍以上になっている国があるという。
けど、癌による死亡数は増えてないという。
大場さんはそういう患者の掘り起こし問題があることを認めている。
ただ、近藤さんの本の影響を受けて、癌と診断されても手術を受けなかった患者さんを追跡したところ、7年で進行癌になってお亡くなりになったという。
その患者さんは手術しなかったことを後悔したという。
大場さんも放置してもいい癌があるのかもしれないけども、全ての癌を放置していいというのは飛躍のしすぎだという。
近藤さんは亡くなられた患者さんはその大きさから計算すると早期胃癌が発見されるずっと以前に転移していたから、手術しても亡くなっていたという。
近藤さんはこの後、製薬会社があまり有効じゃない抗がん剤を医師に論文作らせて厚労省に承認させて、患者の体をぼろぼろにしていると非難する。
最後に近藤さんは自分は全ての癌を放置しろと言っているのでは亡く、自覚症状が無い固形癌は放置して良いのだと言っているという。
癌治療で生き延びる根拠は無いし、逆に合併症や後遺症を残すという不利益がおこることは間違い無いという。
こんな感じで二人の対談は平行線のまま終了する。
ボクがこの対談を読んで思ったのは、近藤さん相当いい加減なこと言ってるのだなぁということ。
ただの揚げ足取りで、やっていることは昔の陸軍と同じだなぁと。
昔、脚気は原因が分からなかった。でも、洋風の食事をしていたら、脚気にかからないことが経験上分かっていた。
海軍の医師はその経験論から、船上の食事をすべて洋風に切り替える。パンの胚芽のビタミンが脚気を防いでたらしいのですね。
でも、当時そんなこと分からない。理由が分からない、根拠の無いことはできないと陸軍医師は食事を洋風に切り替えるのを拒否。精米したお米を陸軍では食べていた。
どうなったか?日ロ戦争で、日本陸軍は脚気の為に兵士が動けなくなる。
証拠が大切だという割りには「がんもどき」なるものがあるという根拠は統計データーだけで、実際それは大場さんが指摘するとおり、年齢構成などが考慮されてない。
更に早期癌が発見されてから、放置して7年目に進行癌になった患者さんに関しては癌が見つかる前に転移していたというが、転移していたという根拠は無い。
大きさから計算するとなどと言ってるが、その計算方法は近藤さん独自のもので、医学界の常識では認められていない。
結局、揚げ足取りだけして目立とうとしてるおっさんなんだなぁと思うのです。
近藤さんが例にあげた、俳優の今井さんですが、今井さんは発見された時は既にだいぶ進行していた状態で、とても早期発見とは言えなかった。
ご自分で、余命3日と最初言われたと言われてましたし。
手術しても無駄なら、小西博之さんや渡哲也さんはどうして生きていらっしゃるのか?
放置しておいたら今でも生きておられたのか?
癌の手術で声帯を取ったつんく♂さんの手術は無駄なんでしょうか?
近藤誠さんみたいな人がどうしても嫌いな俺でした。
近藤誠さんは無用な手術を受けて石に殺されるな。という過激な内容の本を出して注目されております。自らも医師です。
その近藤氏に週刊新潮誌上で真っ向から異を唱えるのが、東京オンコロジークリニックの大場大医師。
大場氏は近藤氏の「がんもどき論」(本物のがんは発見時に既に転移しているから治療は無駄。がんもどきは転移しないから放置して良いという理論)はおかしいという。
がんもどき論では早期に発見しても、本物の癌だと治らないから放置する。それに反対だという。
それに関しては近藤氏は早期の胃癌を発見した時、治療に意味があると証明するには生存期間が延びるなどという明確なエビデンス(医学的根拠)が必要だと言う。
確かに大場さんは手術した場合としない場合の比較したデータは無いと言う。
近藤さんは早期癌を放置すれば転移が全身に転移するという根拠を示せと言う。
が、大場さんは癌患者を放置することなんてしないから、そんな比較データは無いという。
こんなデーターを取ろうと思ったら、自分は手術したら助かると思って居る患者を見殺しにして、全身に癌が転移してしまう患者を出さないといけなくなりますから。
近藤さんは胃癌を放置して、転移しないという論理は渡欧警笛に見られるという。
国内と胃癌発見数と胃癌による死亡数のデーターを比較したデータを使うのだという。
1970年代と 2013年を比べると胃癌発見数は7万人から13万人以上と2倍近く増えている。
これは内視鏡などによって、発見数が増えたことが原因だという。
人口が増えたって理由は無いのかなぁと思ったりするが。
で、死亡数は5万人前後と横ばいだという。
発見数は倍なのに死亡数が横ばいなら、癌は放置しても転移しないのだという。
へ理屈だと思うけどな。死因が癌とされてないけど、癌で死んでることもあるだろうし。
大場さんはその近藤さんのデータの読み方に反対する。
大場さん1970年代と2013年代では人口の年齢構成がかなり違う。
1970年代は第二次ベビーブームで若年層が多い。
2013年は高齢化社会。 癌は加齢と共にリスクが高くなるから、今の胃癌患者は昔より多いはずだという。
その上で死亡数が変わらないなら、それは治療の利益だという。
早期発見に意味が無い例ととして近藤さんは最近お亡くなりになった今井雅之さんを挙げている。
5cm程度の大腸癌でも、肝臓に転移したとすると、大腸に5ミリのガンがあったなら、肝臓に1ミリの癌があったはずだという。これを早期に発見するのは無理だという。
大場さんはそんな理屈は理解できないという。
1ミリの時に転移が潜在し居ているという近藤さんの仮説は医学界では通用しないとばっさり行く。
というか、これが認められないなら、近藤さんの理論なんて全くの嘘だと言うことになるのだが。
近藤さんは自分のことは棚に上げて、大場さんの主張にはエビデンスやデータが欠けているという。
大場さんは癌の転移には時間が必要で、深く大きくなってから転移するという現在の医学界の常識を言っているのですが、近藤さんはそれを証明しろという。
近藤さんは欧米では過剰診断が問題になっていて、甲状腺や乳がんの発見数が数倍から、10倍以上になっている国があるという。
けど、癌による死亡数は増えてないという。
大場さんはそういう患者の掘り起こし問題があることを認めている。
ただ、近藤さんの本の影響を受けて、癌と診断されても手術を受けなかった患者さんを追跡したところ、7年で進行癌になってお亡くなりになったという。
その患者さんは手術しなかったことを後悔したという。
大場さんも放置してもいい癌があるのかもしれないけども、全ての癌を放置していいというのは飛躍のしすぎだという。
近藤さんは亡くなられた患者さんはその大きさから計算すると早期胃癌が発見されるずっと以前に転移していたから、手術しても亡くなっていたという。
近藤さんはこの後、製薬会社があまり有効じゃない抗がん剤を医師に論文作らせて厚労省に承認させて、患者の体をぼろぼろにしていると非難する。
最後に近藤さんは自分は全ての癌を放置しろと言っているのでは亡く、自覚症状が無い固形癌は放置して良いのだと言っているという。
癌治療で生き延びる根拠は無いし、逆に合併症や後遺症を残すという不利益がおこることは間違い無いという。
こんな感じで二人の対談は平行線のまま終了する。
ボクがこの対談を読んで思ったのは、近藤さん相当いい加減なこと言ってるのだなぁということ。
ただの揚げ足取りで、やっていることは昔の陸軍と同じだなぁと。
昔、脚気は原因が分からなかった。でも、洋風の食事をしていたら、脚気にかからないことが経験上分かっていた。
海軍の医師はその経験論から、船上の食事をすべて洋風に切り替える。パンの胚芽のビタミンが脚気を防いでたらしいのですね。
でも、当時そんなこと分からない。理由が分からない、根拠の無いことはできないと陸軍医師は食事を洋風に切り替えるのを拒否。精米したお米を陸軍では食べていた。
どうなったか?日ロ戦争で、日本陸軍は脚気の為に兵士が動けなくなる。
証拠が大切だという割りには「がんもどき」なるものがあるという根拠は統計データーだけで、実際それは大場さんが指摘するとおり、年齢構成などが考慮されてない。
更に早期癌が発見されてから、放置して7年目に進行癌になった患者さんに関しては癌が見つかる前に転移していたというが、転移していたという根拠は無い。
大きさから計算するとなどと言ってるが、その計算方法は近藤さん独自のもので、医学界の常識では認められていない。
結局、揚げ足取りだけして目立とうとしてるおっさんなんだなぁと思うのです。
近藤さんが例にあげた、俳優の今井さんですが、今井さんは発見された時は既にだいぶ進行していた状態で、とても早期発見とは言えなかった。
ご自分で、余命3日と最初言われたと言われてましたし。
手術しても無駄なら、小西博之さんや渡哲也さんはどうして生きていらっしゃるのか?
放置しておいたら今でも生きておられたのか?
癌の手術で声帯を取ったつんく♂さんの手術は無駄なんでしょうか?
近藤誠さんみたいな人がどうしても嫌いな俺でした。
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